2017年10月11日水曜日

トレラン・ハセツネへの道(結果_その③最終回)

第2チェックポイントでは水の配給があり、水1.5リットルを背負って
さらに暗闇に!

ここから急な下りが続くので、膝は・・・思わず呻き声を発しながら
一歩一歩進むしかない。

幸いにストックの扱いに慣れてきて、まずストックをどこに置けば
楽に下れるかという方程式が解けてきた!

ここからは御前山(1405m)、大岳山(1266m)、御岳山(929m)と
山をひたすら越えていく。

すると、辺りが明るくなってきた・・・・・・・
朝なのだ、夜が明けてしまった・・・・・・・・
夜明け前の5:30にゴールする計画が・・・・・


この写真は大岳山山頂で迎えた朝の景色。
わかり辛いが、雲海が聳えており、なんとも爽快な気分!

思わず、隣の人に「夜が明けてしまいましたね~」と言うと、
「ゴールはまだまだだよ!」という答えが返ってきた。

そうか、この時点で6:00頃であったが、ゆっくりはしていられない。
気を取り直して、再び膝の痛みと戦いながらスタート。

辺りは明るくなってきたので、自然とペースが速くなる。
スピートアップ!を決めて、モードを高速に切り替えて移動。

すると、なかなかブレーキが利かなくなる。しかも、この膝。
場所は岩場ゾーン。
でかい岩が目の前に出現し、避けきれず、激突!!!

流石にしばらく動けなかった。

大丈夫ですか?と優しく声をかけてくれる有難い人。

でも、この大会は選手が他の選手に手助けすると、即失格、
という無慈悲な規則がある。

自分のせいで、この優しい有難い人が失格になったら忍びない、
と思い、無理やり笑顔で「大丈夫です」と声に出してみた。
たぶん、嘘つき! と思われたかも。

満身創痍の状態で、ようやく第3チェックポイント。
ここまで来たら残りは12㎞、しかも金毘羅尾根というなだらかな
下り基調なコース。

普通なら、ここから最後の力を振り絞って、ラストスパートを
かけるのである。

走ることができない自分は最後に何かやろう
という変態魂が沸き起こった。

よし!最後はエネルギー補給をゼロで、自分がどのような状態になるか
試してみよう、所謂電池切れの状態(ハンガーアウト)になるかの実験。

通常では考えないことが頭に浮かんでくるから不思議だ。

そのせいか、途中に応援しにきてくれたハワイアンダンスの皆さんや
黒くて多いな犬が声援を送ってくれている!!と思いきや
近くに来ると大木だったことは判明した。

もはや精神もデンジャラスゾーンに入っていたのかも。

しかし!!!!!
とうとうゴールが見えてきた。

辛いことにも必ず終わりがくる!
成功の秘訣は、どんなことがあっても諦めない、続ける!!
これでまたひとつ、新しい自分と出会えた!!!

そして、我々選手を応援してくれるボランティアスタッフ、町のみなさん、
フェイズブックなどで応援メッセージをくれる友達、明るく送り出して
くれた家族、みんなみんなに感謝して、ゴー―――――――ル!!!!!!


ガッツポーズで写真を撮ってもらい、拍手を頂いた。


リザルト!20時間半もかかってしまった。確かに時計は9:30を回っている。
目標は5:30であったので、大分さが出てしまった。
ちなみに2年前はゴールが6:30であったので、それより3時間もかかったのだ。


そして、ハセツネ完走Tシャツをゲット!
ショッキングピングで、自分好み。

終わってみて、反省が多かった。
単純にトレーニング不足、長時間山を走る訓練が足りなかったかな。

まして、荷物が6㎏あったので、この重さも足には堪えた。

でも・・・
やはり・・・・
また・・・・・・・・
やりたい・・・・・・・・・

と今は強く思う。
是非、一緒に参戦してくれる方を大募集!
そして、トレーニングをして変態度レベルアップしましょう!!!

ヘロヘロ状態で書いたblogで、意味不明や誤字脱字があったことは、
お許しください!読んでいただいて、ありがとうございました!!!

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